瀬谷ボランティアバスに参加しました

瀬谷丸

1123-24日、横浜市瀬谷区社協の第5回ボランティアバスで釜石、大槌を訪れました。今回参加したのは高校生14名、大学生1名、シニア女性4名、男性2名(私はその1人)、社協・ケアプラザ職員5名合わせて26名です。

私にとって釜石は20117月にガレキ撤去ボランティアで訪れてから2度目、大槌は初めてでした。1日目午前中は釜石社協矢浦さんに箱崎、鵜住居をご案内していただきました。テレビで観た釜石東中、鵜住居小学校の生徒さん達が無事避難したお話、反対に200名以上の犠牲者を出した鵜住居地区防災センターのお話には特に胸を打たれました。防災センターは123日解体が決まっているそうです。遺族のご気持を考えるとやむを得ない気もしますが、被災を記憶に留めるため一部分でも後世に残せないものかと思います。

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日目午前はおらが大槌夢ひろばスタッフ小向さんのご案内で坂道を登り被災した大槌町を上から遠望した後、旧大槌町役場を訪れ当時のお話をうかがいました。テレビで見聞きした話も現場でお話をおうかがいすることで実感として身に染みボランティアバスに参加して本当に良かったと思いました。旧大槌町役場は入口付近の一部の保存が決まっているそうです。釜石市、大槌町とも一部試験的な整地や復興住宅の入居も始まっており、3年たってようやく復興が本格的に始まろうとしているように思いました。

旧大槌役場の後、ひょっこりひょうたん島のモデルと言われる蓬莱島を遠望しました。わたしにとっては懐かしいテレビドラマでしたが、残念ながら高校生、大学生は誰一人ひょっこりひょうたん島の話を知りませんでした。

大槌バス視察に同行されたTBS記者さんの大槌漁港に瀬谷丸が停泊してると思うの一言に急遽大槌漁港に向かいました。そして本当に瀬谷丸が停泊(土日は休漁のため)しているのを見付け皆で大はしゃぎしました。瀬谷丸の話は皆が知っており、実際、今回参加した高校生は寄付活動にも参加しています。大槌で捕れた魚が1120日から瀬谷区で販売され、瀬谷区から訪れた我々がその4日後に瀬谷丸を大槌漁港で見るという素敵な巡り合わせでした。

なお1日目、2日目午後は5グループに分かれ、釜石市内の仮設住宅にお住まいの方々とクリスマスリースやツリーを一緒に作りながらお話を聞かせていただきました。一部の仮設住宅では子供達も参加し、ギター演奏したり一緒に歌を歌ったりもしたそうです。瀬谷ボランティアバスは毎回、参加者の半数以上が高校生ですが、元気な高校生達の参加で、お互いがとても良い影響を受けているように思いました。私にとっては生まれて初めてのクリスマスリース体験で無我夢中でしたが。